最初の一言が出てこない人に
「起きてから寝るまで」シリーズは日常の「心のつぶやき」を英語で表現する練習をすることに主眼を置いているが,本書はそれを一歩進めて,「心のつぶやきを相手に伝える」ための表現を練習することを主眼としている。そのために練習する表現は,たとえば依頼する時の“Would you ...?”“I'd like ...”“Can you ...?”や,提案する時の“Let's ...”“Why don't you ...?”“How about ...?”だったりする。これらの表現はほとんどの人が知っているはずだが,英語での会話に不慣れだと「道具」として使いこなせないので,適切な場面で適切な表現が思い浮かばない。 本書では上記のような表現を練習するわけだが,表現を数ページずつ並べて順に練習していくわけではない。あくまでも日常生活でのさまざまな場面を想定して,その時々で適切な表現を使って「心のつぶやき」を相手に伝える練習をするように構成されている。この結果,同じ表現を間をおいて何度も繰り返し耳にしたり声に出したりすることになるが,これは日常生活で自然に言語表現を覚える過程に近く,表現の練習方法として秀逸であると感じた。 日常の様々な場面を想定して表現を練習することは,会話での「最初の一言」が出てこない人にとって特に有益だろう。
まるごと使いこなしたい
〜英会話を楽しむのに大事な要素はいくつもあるが,「反射的に言葉がでる」ようになると会話は弾む。心に思ったことをストレートに英語で表現できれば良いのだが,なかなかそうはいかない。機械的にフレーズを覚えても使いこなすのは大変だから。 〜〜 その点,この本は,色んな場面設定で,心に思ったことを表現するフレーズを紹介してくれている。頭に状況を思い浮かべながら英文を繰返し練習すれば,かなり良い訓練になると思う。 ボリュームとしては,CD2枚で約2時間。セクションが大きく5つあるので,大体20〜30分程度ずつだから,毎日少しずつ,繰返し練習するにはちょうど良いくらいだと思う。 〜〜 練習問題も工夫されているし,解説も詳しい。 しっかり聴いて,声に出して覚え,まるごと使いこなせるようになりたい。 ただし,CD収録の英文と英文の間が中途半端でリピーティング練習には向かない。いちいち停止ボタンを押すのは面倒。私はシャドウイング練習にしています。 そこがいまいちなので,☆4つにしました。〜
アルク
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