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知的DIYの技術―木製玩具から山荘作りまで (新潮選書)



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知的DIYの技術―木製玩具から山荘作りまで (新潮選書)
知的DIYの技術―木製玩具から山荘作りまで (新潮選書)

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モノづくりの動機付けに

Do It Yourselfを知的技術と結び付けたタイトルは、ありそうで他にはなかなか見当たらない秀逸なものだと思いました。しかし、著者の他の本には「パソコン版京大型カード・システムを編み出した」という内容のものがあり、本書のタイトルが梅棹忠夫の名著『知的生産の技術』に由来していることに気付きます。であれば、著者の目論見が、DIYのノウハウを伝授するというより、もっと広い視野で見据えた根源的な問題を提起するものであっても不思議ではありません。
もちろん本書では、著者なりの道具の選び方や使い方、子供のための玩具に始まり、家族と著述業のための山荘に至るまで、実践の過程が紹介されて、これからDIYを始める際の参考になります。ただそれよりもやはり、本書はモノづくりに対する動機付けの方により役立つとおもいます。

著者は初めに、電動工具に対する日本人と欧米人の考え方の違いについて指摘します。科学ジャーナリストとして第二次世界大戦における日米戦闘機の比較をするうち、日本は産業革命やモータリゼーションを経験しないまま、明治維新によって機械が押し寄せてきたという背景まで浮かび上がらせています。こうして、ウィーン赴任時代のアパート地下にあったワインケラーや、オーストラリア赴任時代に招待された森の中の山荘が、まったくの素人の手作りであることに驚いた記憶から、発想を転換させることになったようです。

本書の最後では、自らの木工経験を通じて、モノづくりから遠ざかってしまった社会や子供たちへの教育に対し、警鐘を鳴らすに至っています。 モノづくりは手間と時間と失敗が伴うにせよ、その過程は充実したやりがいと工夫に満ち、その結果として苦労に匹敵する達成感をもたらしてくれるのでしょう。
安易にお仕着せの商品を買うのではなく、自分の欲するものを自ら設計して自らの技術で形にする著者に見習いたいと思いました。
キーボード台から山荘まで

著者は機械設計の技術者であったようでウイーンやオーストラリアにも住んだ事があるようだ。日曜大工に目覚めたのは電動工具を手に入れてから。趣味の延長で山荘まで手作りしてしまう(すべてではない)。文章は平易で読みやすい。ピンキリの言葉の由来などうんちくも楽しい。第2章の戦闘機の比較で工業技術に対する日米の基本的な考え方の違いを解説している文章は読ませる。教育やメディアのことにも触れていて「政治や経済の話になると、重箱の隅をほじくるどころか、穴をあけてしまうほどに調べまくる。しかし科学技術がらみの出来事になると、手のひらを返したように内容の浅い報道になってしまう」とある。実践のアイディアから日曜大工関連産業文化批評まで幅広い内容。著者のイラストが付く工具の使い方や土地取得から業者との折衝、作業内容まで実用的な部分も押さえている。家まで手作りしたい人は一読を。



新潮社







         
         
         
         

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